目次
コンフィグ(CFG)ファイルの設定
・コンフィグ(CFG)ファイルの保存先
SASを標準でインストールしていれば、恐らく、コンフィグ(CFG)ファイルのパスは以下になっているかと思います。
C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\9.4\nls\ja\sasv9.cfg
・Unicode版SASの場合
C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\9.4\nls\u8\sasv9.cfg
・設定箇所
システムオプションを設定する場合は、コンフィグファイルの冒頭に記述します。
おすすめのシステムオプション
-EEFILECHANGEUPDATES
SASで開いているプログラムを、サクラエディタやVisualStudioCodeなどの外部エディタで更新したときに、SAS側で再ロードできるようにするには、「-EEFILECHANGEUPDATES」を指定します。
指定してSASを再起動すると、外部エディタでプログラムを更新した際に、再ロードの確認ウィンドウが表示されるようになります。
これを設定していないと、自分が外部エディタでプログラムを編集しているときに、他の人がそのプログラムをSASで開いていたら悲劇が起こるかもしれません。
場合によっては、更新した内容がすべて消え去ってしまいます。
-EXTENDOBSCOUNTER NO
SAS9.4で作成したデータセットを、SAS9.3やSAS9.2などの下位バージョンで開くには、「-EXTENDOBSCOUNTER NO」を指定します。
これを設定していないと、「SAS バージョンとは互換性がありません。」のエラーが表示されます。
SAS 9.4 で作成したデータセットを下位リリースの SAS で参照する方法
-DMSLOGSIZE 999999
ログウィンドウに出力できるテキストの上限を最大にする場合は「-DMSLOGSIZE 999999」を指定し、デフォルトの99,999行から999,999行に変更します。
ログウィンドウが一杯になると、以下の確認ウィンドウが表示され、処理が止まってしまいます。
特に、処理時間が長時間になるプログラムで処理が止まったら最悪です。
ログを外部出力するか、本オプションを指定することで、防止した方が良いでしょう。